暗い部屋の中、なかなか寝ない我が子を抱っこして、泣きながら部屋中を歩き回る。寝不足と疲労もありイライラして、かわいい我が子をトントンする手の力がどんどん強くなって、このままじゃ危ない、と我が子を置いて離れて深呼吸。そして自己嫌悪と絶望。
看護師としてたくさんの赤ちゃんやママをケアしてきた私でも、産後はメンタルが不安定になり、そこに寝不足と疲労が重なって、別人格のようになりました。
それまで大好きだった主人。主体的に家事も育児もしてくれているのにも関わらず、逐一イライラしてしまい、そんな自分のこともまた嫌になりました。
そして、何度も娘が息をしているか確かめた夜。幼い我が子の命を守らなければいけないという責任感に押し潰されそうでした。子どもに恵まれたらもっともっと幸せになれると思っていたのに、理想と現実のギャップに苦しくなりました。
これが、私たちが産後ケアでママたちを守らなければ、と思ったきっかけでもあるかも知れません。
知っていたら。
もっと心を開いて頼り上手になれていたら。
もっとちゃんと自分を労ってあげていたら。
きっと、もっと私も家族も大切なこどもも楽しくて幸せだったと思います。
すべてのママがもっと楽しく幸せに育児ができるように、そんな思いから生まれたのがBaby MUSE(ベイビーミューズ)です。
看護師、助産師、リラクゼーション、栄養学、すべてにおいて、その部門のスペシャリストであり、私たちが信頼する仲間たちとともにママたちに必要なサポートを提供していきます。
私たちのミッションは、子どもたちの笑顔を守ること。
そのために、まずはママを守ります。
妊娠・出産はご家族にとっての新たなスタート。
産後ママの心と身体の状態は、子どもやパートナーへの関わり方に直結します。
そして、産後の親子関係・夫婦関係はその後の「家族の在り方」に良くも悪くも大きく影響します。
産後ケアを受けるということは、ママだけのためではなくて、紛れもなく家族にとっての投資なのです。
今日は、産後ママ代表として、お伝えしたいことがあります。
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私たちはあなたと一緒に育児がしたいのです。
初めて笑った瞬間も、大きな声で泣く姿も、一緒に共有したいのです。
そして、今日子どもに何を着せるか、一緒に悩みたいのです。
ただ、それだけなのに。
産後は、我が子を守らなければいけないという責任感と本能から、どんなに大切なあなたであっても、イライラしてしまったり、上手く頼れなかったり、ありがとうが言えなかったりします。ごめんなさい。
でも、私たちはそのことにも悩んでいます。
なんでこんなに強くなってしまったんだろう、かわいくなくなってしまったんだろう。
すごく大切に思っているのに、なんであなたを目の前にすると、感謝できないんだろう。
時に自分を強く責めます。
妊娠中からずっと、もうしばらくぐっすり眠れていません。
私たち、もういっぱいいっぱいなんです。限界はとっくに超えました。
でも、周りを見るとみんな上手く子育てしているように見えて、弱音が吐けません。
助けてほしいけれど、みんな頑張っているから、私から助けてと言えません。
あなたの前でも、もう私は子育ての先輩のような存在になってしまったから、後輩にどうやって甘えていいのか、分からないんです。
それでもお願いがあります。どうか諦めないで下さい。話す機会を持とうとしてください。
わがままかもしれませんが、今は許してください。
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「なんだかママと上手くいかない。」
産後かなり多くの方が感じることです。
これには本当に多様な要因が関係していて、決してパパだけのせいではありません。
しかし、多くの産後ママと関わってきて私たちが感じることは、「産後しっかり休めているママは、パートナーとの関係性も良好であり、不満や不安も少なく、子どもへの関わり方も良い」ということです。
産後、家の中の雰囲気がママのご機嫌に左右されるご家庭が多いと思います。
その中心人物であるママの心のグラスをしっかりと満たしてあげることで、その周りにいる家族にも、たっぷりと愛情が注がれます(シャンパンタワーの法則)。
決して脅しでは有りませんが、産後のパートナーシップの在り方は、その後長きに渡って影響します。女性は産後にされたこと、かけられた言葉をその後もずっと覚えています。それは宝物にもなれば、時には傷として持ち続けることもあります(これはパートナーに限りません。出産時の医療従事者の態度などもずっと覚えています)。
実は Baby MUSEのサービスは、もちろんママ向けなところが大きいですが、パパのお力になりたいという目的もとても大きいのです。
産後はついママや子どもにスポットが当たりがちではありますが、私たちはパパの気持ちの代弁者でありたいですし、そして新たな家族の在り方や幸せの確立のお手伝いができたら嬉しいなと思っています。
人は、物よりも経験や思い出にお金を使った方が幸福度が高く、そして長く続くという研究結果があります。
産後ケアはまだまだ日本では一般的ではない部分もありますが、これからますます文化として根付いていくでしょう。
命をかけて妊娠出産を頑張ったママへの、感謝のカタチとして、是非この産後ケアサービスをご検討してみてください。
この度はお孫さんのご誕生おめでとうございます。
お孫さんの誕生が嬉しいのはもちろん、でも一番気になるのは、やはり大事に大事に育ててきたお子さんのことだと思います。
身体は大丈夫かな、眠れているかな、上手くやれているのかな。
助けてやりたい、楽にしてあげたい、そんな想いはありつつも、今と昔ではやり方も考え方も違うからと遠慮することもあるかもしれません。
お嫁さんに至っては尚更ですよね。
お互いの尊い想いがすれ違わないように、どんなサポートならば嬉しいのか、直接聞いてしまっても良いと思います。
・里帰り先としての提供
・お子さんの自宅へ泊まり込みや通いでのサポート
・ご飯を届けてあげる
・日中家事をしに行く
・話し相手になる
・金銭面でのサポート
そして、このような産前産後サービスをプレゼントする。
是非この選択肢も入れていただければ嬉しいです。
意外と、身内だからぶつかってしまうことやお互いに気を遣うこともあります。
頼みたいけど頼めないこともあると思います。
ましてや今はおじいちゃんおばあちゃんと言っても皆さんお若いですから、まだお仕事をなさっていたり、ご自身の生活や活動もあると思います。
そんな中、しっかりと料金をお支払いしてプロに依頼することで、堂々と罪悪感なく休めたり、気兼ねなくお願できたり、プロのアドバイスなら信じられるから迷わない、という方も多いと思います。
おじいちゃんおばあちゃんが、お子さんやお孫さんを大切に想う気持ちが伝わりますように、心からお祈りします。
そして改めて、この度はおめでとうございます!!!!
Coming soon
妊娠出産を経験すると、今までとは価値観がガラッとかわり、生活も一変。
今までの人生の中に、新たに「母親」という役割が追加になります。
これをどう捉えるか、そして、ここからどう生きていくのか。
私は母親になった時、あまりにもロールモデルが少なく、自分自身も「母親」という古い固定概念に囚われて苦しくなっていることを強く感じました。
母は家事も育児もやるもの。家事が完璧じゃないのに自分の好きなことをやるなんて・・
そんな想いで、自分のことは後回しにして家事育児を頑張りましたが、全然うまくいかなくて、当時は不満ばかりでした。
でも、自分のこと見つめ直した結果、私はやっぱり仕事が好きなんだということに気づき、生後間もない2人目を家でみながら少しずつ活動を始めました。
すると忙しくなったはずなのに、仕事をしていなかった時よりも家のこともうまくいくし、好きな仕事をしているから生き生きし始めて、結果として家族関係もグッとよくなったんです。イライラすることも減りました。
これが、私たちが大事にしている「ワークライフインテグレーション(仕事とプライベートの統合)」です。どちらもやるから、どちらも相乗効果的に飛躍していくんです。
今は、自分のライフスタイルを通して、子育てや仕事の在り方、考え方という部分もお伝えしています。
これは私の例でしたが、このように、妊娠・出産・子育ては、自分の生き方を改めて主体的に考えるフェーズだと思うのです。
何が自分にとって幸せで、どういうスタイルが自分らしい生き方なのか。
これをもう一度考えられるのが、今なんです。
そして生き方を変えていきやすいのも、今なんです。
Baby MUSEを利用してくださった方とは、ママになってからの生き方についても定期的にお話しできる場所を設けたいなと思っています。
商号 | 一般社団法人 産前産後ファミリーケア協会 |
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所在地 | [仙台オフィス] 宮城県仙台市青葉区木町通1-6-24 |
事業内容 | 産前産後ケアの啓蒙 |
創業 | 2021年9月 |
設立 | 2022年12月 |
代表者 |
代表理事 結城 天志(戸籍名 結城孝) 理事 佐藤 利幸 |
顧問弁護士 | 官澤綜合法律事務所 |